こんにちは、スタッフHです。
突然ですが若手デザイナーのみなさん、普段アイデアを考える時にいわゆるフレームワークって活用していますか?
フレームワークといえば3Cだとか、4Pだとか、SWOT分析だとか…
デザイナーには少しとっつきづらくて「マーケッターが使うもの」というイメージがあるかもしれません。
しかし、分析やアイデア出しのできるデザイナーへとステップアップするため、考える時に自分が使用しやすい“型”は持っておきたい!
今回は、誰もが見たことがあって、初心者でも簡単に使うことのできるフレームワークのひとつをご紹介します。
2つの軸で整理する4象限マトリクス
たとえば、あなたが「高級路線のファミリーレストランのデザイン物の制作」を担当したとします。
まずは、飲食業界にはどんなブランドがあって、そのブランドのロゴや店舗デザイン、どんな戦略をとっているのかを調べますよね。
そうすると、自ずと各ブランドの業界でのポジションが見えてくるのではないでしょうか?以下の図は、そんな時集めたデータをまとめるのに適しています。
例)有名飲食チェーン店の分類※ハイジーの主観です
このような図、よく見かけますよね。
縦軸と横軸を設定し、4つのエリアを作っている、
このお馴染みの図が『4象限マトリクス』です。
調べた情報をもとに各ブランドをポジショニングしていきましょう。
たったそれだけなので簡単。直感的に作れるので若手デザイナーでもとっつきやすいのです。
コツは2軸の設定にあり!
簡単、と言いましたが縦軸と横軸の設定だけ注意してください。
コツは、縦軸と横軸で関連性の薄いものを設定するということです。
(似ていると、内容の薄いマトリクスになってしまいます…)
上記の例では、有名な飲食チェーン店を「値段」「利用シーン(複数で行くのか、単身で行くのか)」で分類してみました。
〈1〉高価で単身向け
〈2〉安価で単身向け
〈3〉安価で複数向け
〈4〉高価で複数向け
の4つのエリアを作り、対象がどこに位置するのか分類しながら配置していきます。
4象限マトリクスは、物事の立ち位置を把握するのに適したフレームワークで、数値で示される正確なデータから、イメージで判断する曖昧なデータのどちらにも使用できます。
同じ店舗でも、立地によってファミリー向けか単身者向けかで変わってくるので、一概にまとめるのは難しいですが……なので、上図はイメージよりの分析といえますね。
こうして分類してみると、ポジショニングがひと目でわかり、チームやクライアントと考えを共有するのも簡単です。
もちろん、この分析はスタート地点。目的は、これをもとにどう差別化を図っていくのかなどの戦略を立てていくことですね。
フレームワークを活用する癖づけに、『4象限マトリクス』をぜひ取り入れてみてください。
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