大坂のデザイン事務所ハイジー|デザイン・WEB制作・映像制作

Kindle vs 紙の本
使い勝手の良し悪し

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みなさんは読書する時、Kindleなどのデジタル端末or紙の本、どちらをを使うことが多いですか?
ぼくはKindleを買った当初こそ、便利さに感動してよく使っていたのですが、だんだんと使用頻度が減ってきて、現在は紙の本の比率が高くなってしまってます。

ここでは個人的なKindleの良いところ・悪いところを各々5つ、ランキング形式であげてみます。

Kindleの良いところ

  
5位 端末をまたがって読み続けられる

普段はモノクロで目にやさしくて読書に適した「Kindle Parerwhite」で読むことがほとんどなのですが、うっかり「Kindle Parerwhite」を忘れてしまったり、カラーの本を読みたい場合などは「iPhone」のアプリで読む。そしてできるだけ大きく表示して見たいような雑誌は大きい「iPad Pro12.9インチ」で読む、なんてことができます。

同じ本を端末を変えて読む場合でも、きちんと続きページが表示されるのがうれしい。

(↓左からiPhone、KindlePaperwhite、iPad12.9インチ)

4位 読みたくなった本はその場でダウンロードできる

例えば、鞄に入っている本が堅めのビジネス書しかないのに、ライトなミステリーが読みたいなんて場合、Kindleなら近くに書店がなくてもWi-Fiやテザリング環境があればダウンロードで購入してすぐに読める。

アナログには真似できないわがままな利用方法です。

3位 単語の意味を調べたりマーキングが便利

デジタルならではの機能性はやっぱり便利。

「漢字が読めない」「語の意味がわからない」ときに、Kindle上でその単語をドラッグして調べられます。紙の本の場合はスマホを取り出してググってましたがその手間が省けますね。

マーキングするのも同じくドラッグでOK。他人がドラッグした部分も表示されるので、みんなが興味を持った箇所がわかります。

2位 何冊あっても軽い

アナログオンリーで読んでいた時は、鞄の中に本が3冊くらい同時に入ってたなんてよくありました。
今読んでるものが、通勤途中に読み終わってしまいそうだから次に読むものを入れておこうとか、書店に寄り道して一冊追加してしまったとか…

Kindleなら何冊入れても端末の重量だけ、というのは助かります。

1位 文字の大きさを変えられる

若い人にはあまり関係ないかもしれませんが、老眼の始まった人には文字を大きくできるというのすごく楽。

字の小さい文庫本ってけっこう多いんですよね。

ぼくの場合は、SFの名作「星を継ぐもの(ハヤカワ文庫)」の字が小さかったので、それを読むためということがKindleを買った大きな理由でした。

 

 Kindleのイマイチなところ


5位 ページを前後しながらのパラパラ読みが不便

もちろんKindleの機能で、現在のページは維持しながら別窓でページをめくるといったことはできるのですが、紙の本で指を挟んでおいてパラパラめくっていくアナログの使い勝手の良さとは比べられません。現在のKindleの機能もよくできているとは思うのですが、いくら頑張っても自分の手・指の感覚にはかわないんだろうなと感じますね。

↑指を挟んでページキープしたままパラパラ…、特に意識しなくてもさっとめくってるこの感覚にはかなわないですよね。

4位 ボリューム感が感覚的にわからない

紙の本だと、分厚くて字も小さめだと「こりゃ読むの大変だな」とか感覚的にわかりやすい。Kindleにはそれがないのです。Kindleは読書の進み具合が画面内にパーセントで表示されているので、どれぐらい読み進んでいるのかはわかるのですが、その残りページの中に解説・あとがき・注釈などの本編以外の部分にけっこうページがさかれていることもあり信用できません。
ある本では残りがあと30%あるにもかかわらず、心の準備ができないまま突然本編が終わって、のこりは長い長い注釈ページだったことがありました…。

3位 ブックデザインが味わえない

これは味気ないですよね。
装丁がないのはもちろん、書体や行間、マージンの使い方なんかで作り手側の“こういうふうに読んでほしい!”という雰囲気が伝わってくることもあるのでデザイナーとして残念な部分です。

2位 人に貸せない・あげらない

自分が気に入った本を他人にすすめるというのも読書の楽しみのうちのひとつだと思いませんか?
ハイジーではメンバー内で回し読みすることも多く、Kindleだとこれができないのは寂しいです。

1位 ラインナップがまだまだ少ない

なんといってもKindleをあまり使わない一番の理由はダントツでこれ。 ラインナップがまだまだ貧弱。ないんですよ、ことごとく!


ぼくの仕事場(大阪・中之島)の近くにはジュンク堂大阪本店、ちょっと歩けば梅田の紀伊國屋書店や蔦屋書店など、大型書店にはことかかない恵まれた環境。紙の本なら多少マイナーなものでもたいてい買えてしまうのです。

一応、書店で紙の本をレジに持っていく前に、スマホでその本のKindle版がないかチェックするのですが…

7:3 から 8:2くらいの割合で紙の本を読むことが多いでしょうか。
がんばれKindle!

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