大坂のデザイン事務所ハイジー|デザイン・WEB制作・映像制作

GH5での動画スタイル
“どのレンズをつけるか?”

GH5

ハイジーでは動画制作の撮影に、パナソニックのGH5を使用しています。

一眼ムービーのド定番として、評価の高いカメラですが、そんな優れたGH5に組み合わせるレンズって何がいいんでしょう?
ここではハイジーが選択したレンズを紹介します。

現在ハイジーで出番の多い中心レンズは以下の2本

LEICA DG NOCTICRON(ノクチクロン) 42.5mm F1.2
LEICA DG VARIO-ELMARIT(バリオエルマリート) 12-60mm F2.8-4.0

ボケ味担当のエースレンズ「大口径の単焦点」万能型の「ズームレンズ」
というシンプルな構成です。

マイクロフォーサーズの弱点を補う大口径

GH5はマイクロフォーサーズカメラです。
従来の一眼レフカメラと比べてコンパクトなカメラですが、センササイズが小さいので大きなボケが得られにくいという大きな弱点があります。

やはり人物撮影などは、一眼ムービー特有の大きなボケ味が欲しいので、その部分はレンズの開放値に頼ることになります。

そこでエースレンズとして選択したのが、42.5mm(フルサイズ換算で85mmの中望遠)でF1.2というライカブランド・いわゆるパナライカの
NOCTICRON(ノクチクロン) 42.5mm F1.2

マニュアルフォーカスでいいならフォクトレンダーの25mmF0.95や42.5mmF0.95という選択肢もありますが、やっぱりオートフォーカスが必要なのと同一メーカでの組み合わせの恩恵が受けられるので、人物撮影などでボケ味が必要ならこのレンズが一番じゃないでしょうか。

マイクロフォーサーズレンズにしては高価(最安で13万円ちょい…)なのが難点ですが、4:2:2 10bitで撮影できるGH5の画質の良さを活かそうと思うとエースレンズはこれ一択じゃないかとも思えます。

描写性能には満足していて、現代のレンズらしく大口径なのに開放から合焦部はしっかりシャープ。

銅鏡のつくりも高級感があってピントリングも操作しやすいので、マニュアルフォーカスも使いやすいレンズです。

スチールでの物撮りもバンバンこなす万能選手

ボケ味担当のエースレンズと組み合わせるには、万能タイプの標準ズームレンズが必要です。広角レンズ・標準レンズと単焦点レンズを揃えてもいいのですが、あまりレンズ交換が多くなるのも考えものです。

標準ズームレンズは、レンズキットで本体に組み合わさているようなレンズでもいいのですが、エースレンズとのバランスを考えて同じライカブランドの
LEICA DG VARIO-ELMARIT(バリオエルマリート) 12-60mm F2.8-4.0を選択。

このレンズのつくりもやっぱり高級感があっていい感じです。

F値は変動するタイプで、高い方がF2.8といっても広角側なので、大きなボケは期待できません。
ちょっと引き気味でその場の全容を抑えたり、複数人をおさえるシーンで使用することが多いのです。

また、ハイジーではスチールの物撮りで使用することも多く、その場合はたいていこのレンズをします。
物撮りであまりパースをつけたくない場合、望遠寄りで撮ることになりますが、そうなるとピントの合う範囲が小さく困ります。しかし、センササイズが小さくピントの深度が深いマイクロフォーサーズならフルサイズカメラより望遠側が使いやすいんです。
このレンズの40〜55mmあたりの範囲を頻繁に使用して物撮りをこなしています。

常にデュアルな手ブレ補正 Dual I.S. 2

この「ノクチクロン42.5mm F1.2」と「バリオエルマリート12-60mm F2.8-4.0」の2本を中心に使用しているのには別の理由もあります。
それは2本とも手ブレ補正機能がついているということ。

GH5本体内の手ブレ補正機能と同時に使用すると強力なデュアル手ブレ補正「Dual I.S. 2」が効くんですね。

これはホント協力です。従来より断然手持ち撮影がやりやすくなります。
以前は一脚を使用していたケースなどでも
手持ちで撮影することが多くなりました

できるだけ身軽に撮影する

以上、GH5で使用するレンズについて述べましたが、このカメラでの撮影はできるだけ身軽にしたいということ。
シンプルな構成になることが大事です。

デュアル手ブレ補正の手持ち撮影で機動力を活かす。レンズ交換は最低限に。
その条件でできるだけ高画質を求めたい。

それがこのレンズ構成なのです。


以上、現在のハイジー動画スタイル・レンズ編でした。
GH5とレンズ購入時の参考になれば幸いです。

モバイルバージョンを終了