自社のカタログ制作で、商品のよさを伝えようとさまざまな工夫をしながら情報を掲載していると思います。
はたして、そのよさは本当に伝わっているでしょうか?
カタログ制作の改善ポイント・チェック項目、
第3回は、『伝わってるか?編』です。
紙カタログという一方的な発信に陥りがちな媒体なだけに、今一度チェックしてみましょう。
一方的な言葉になっていないか?
キャッチコピーや見出しコピーなどで、企業側が伝えたいことを盛り込んでいくと、ついつい長くなりすぎたり、漢字ばかりで読みにくくなったりということになりがちです。
キャッチコピー部分では、できるだけ簡潔な言葉をこころがけるのが賢明です。
また、コピーに盛り込む情報も、ユーザーが本当に知りたいことと合致するのか?検討することも大切です。
要素ごとに役割りを意識する
カタログページ内のコピーなどの各要素には、各々役割りがあります。
キャッチする
まず最初に目にして欲しいキャッチコピーは、まさに見る人の目をキャッチする役割り。
キャッチするためには言いたいことのポイントを絞って、一目でわかる短さにする必要があります。
特に意識せずに書いた文章には、思った以上に無駄な文字が紛れているものです。思い切って、ないと成り立たない言葉だけに削ってみましょう。
キャッチすることが目的なのに、たっぷり説明を入れ込んで長くなってしまうことも、ついついやってしまいがいち。
その部分では、「キャッチ」と「説明」のどちらが適切なのか、見直しが必要です。
また、キャッチコピー以外にも、赤丸に目立たせたい言葉を入れたり、強調したい数字を大きく入れたり、部分的にキャッチ要素をプラスするのも有効です。
補助する
キャッチコピーや見出しコピーを短くすると、目に留まりやすくなるが、つたえたい情報が盛り込めません。かといって訴求力の強い内容でしたらボディコピー(本文)の中ではなく目立つところに入れたいものです。
そんな場合はキャッチコピーや見出しコピーのすぐ側に、補助するコピーを配置しましょう。
キャッチコピーだけでは伝わらない補うための情報をここに入れます。
説明する
キャッチや訴求力のある情報を配置したら、その次はボディコピーや図版でしっかり説明しましょう。読んでもらうために説明まで短くしようとして説明不足になるのは避けたいですね。
キャッチが目的なら短く、説明目的なら多少長めでもOK。
性格付けをする
カタログの表現は、事実や訴求点を書くだけではありません。
商品に対してどういったイメージを持ってもらいたいかを表現することも大切です。
例えば、力強いイメージを持たせようと太いゴシック体のタイポグラフィを配置するなどといったケース。
こういったデザイン要素を漠然と配置するのではなく、しっかりとした狙いとともに役割りを意識しましょう。
詰め込みすぎてないか?
もっともよく陥るパターンはページ内に、あれもこれもと要素を詰め込んでしまうことではないでしょうか?
こういったケースのほとんどは、発信側目線でしか見えてないためにおこります。
そのページの目的のために、本当に必要な情報なのか?ユーザー目線で見直すことが重要です。
以上、3回に渡って「カタログ制作の改善・チェック項目」をあげてきました。
過去の記事はこちらです↓
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